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2008年1月

2008年1月31日 (木)

てんぷら店「飛鳥」(奈良市奈良町)

5ygtrfvb 奈良市奈良町のてんぷら店「飛鳥」です。早朝なので暖簾は見当たりません。この町の「町並保存条例」により派手な看板はなく、落ちついたたたずまいのお店です。

そのお店を耐水性の水性ボールペンでラフなスケッチ画にしました。

さて、昨日の「吉田蚊帳」の記事の中で、私が城山三郎さんの言葉「人生は敗者復活の海である」が好きだと書いたところ、それに関して、福岡の方から城山さんの「落日燃ゆ」についてのコメントを頂戴しました。

私も以前にその作品を読んで感銘を受けたことを思い出します。「落日燃ゆ」の主人公は官僚出身で昭和初期の宰相となった「広田弘毅」。彼は「東京裁判」において唯一文官でありながらA級戦犯として死刑を執行されました。そのことは60年経った今でも奇異に思われています。

彼は大戦の首謀者でも軍人でもなく、国内に助命嘆願が渦巻いていたにもかかわらず、「一切の責任は自分にある」と言い続け、国体の存続のみを念じて散って逝きました。
その彼の信条は「自らのために計らわず」でした。官僚にしろ政治家にしろ国民を率いていく立場にある人は、たとえどんなことがあっても決して自らのために計ってはいけないのです。

それに引き換え、昨今の官僚や政治家達の一部はどうでしょうか。「自らのために(のみ)計る」を信条としているとしか思えない事例が見受けられるのは残念でなりませんね。

そんなことを思いながら、このつたない1枚を描きました。

2008年1月28日 (月)

吉田蚊帳(奈良市奈良町)

Y1uo1e0f 奈良市奈良町の「吉田蚊帳」です。この建物は昨日の記事「菊岡堂」の東30mにあります。大正10年創業、蚊帳(かや)や蚊帳のれん等を製造販売しています。

その建物を耐水性の水性ボールペンでラフスケッチしました。

さて、私は読書等で良い言葉に出会ったときは必ずメモして残しておりますが、その中で一番感銘深い言葉は城山三郎さんの「人生は敗者復活の海である」という言葉です。それは私の過去を振り返ると、まさしく失敗の連続であったからに相違ありません。その度にこの言葉をよすがとして、何とか今日まで持ちこたえてきたように思っております。

2008年1月24日 (木)

菊岡堂(奈良市奈良町)

Dw6smozk 奈良市奈良町、漢方薬局の「本家菊岡堂」です。近鉄奈良駅から南方向に商店街を突き当たった三条通りに昨日の記事和菓子店(餅)「中谷堂」があります。そして、そこを更に南に行くと「奈良町」になりますが、その中央辺りにこの「菊岡堂」があります。

そのお店をドイツ製ステッドラー鉛筆4Bでスケッチ画にしました。彩色は老舗の感じを出すために控え目にしました。

このお店のスケッチ画は、当ブログの一昨年3月31日付け記事「奈良町の老舗」に掲載しておりますが、その際は1階の店舗部分だけを描きました。今回は建物全体を描いております。

さて、このお店には、「陀羅尼助(だらにすけ)」という和漢胃腸薬があります。この「陀羅尼助」の原料は洞川(どろがわ)に自生しているキハダという樹木の皮を煎じて煮詰め、そのエキスを乾かしたものが起源だといわれています。大峰山で修行する山伏の必需品です。

ところで、余談ですが、私の校友Y氏はこの薬の発祥者の末裔です。もっとも、お父上の代に手放されて、現在は親戚筋が継承されているとか。

そのようなことを思い出しながら描いたのがこの1枚です。

2008年1月23日 (水)

中谷堂(奈良市、三条通)

O8mbwedl 奈良市橋本町、餅の「中谷堂」です。近鉄奈良駅から南へ徒歩5分、三条通に面しています。

お店を耐水性の水性ボールペンでラフなスケッチ画にしました。

このお店は、一つの臼を3人でつく「高速餅つき」で有名ですが、この日は朝早くに訪れたので見ることは出来ませんでした。人気商品「よもぎ餅」(130円)は素朴な味で私のお気に入り、必ず買って帰ります。

さて、久々の奈良です。昨日の記事「春日大社・大とんど」の前に、江戸時代の建物が現存する町並保存地区「奈良町」も散策してきました。

ところで、京都も古都ですが、奈良と京都は風情が違いますね。京都はきらびやかさを感じますが、奈良は燻し銀のような落ちついたたたずまいだといえましょうか。


2008年1月20日 (日)

大とんど(春日大社)

Gy9pcnkg 奈良市春日大社の「大とんど」は今日1月19日にとりおこなわれました。過去1年間の禍を焼き付くすかのように、盛んな炎が舞い上がっておりました。

その風景をラフなスケッチ画にしました。ペンはくだんの耐水性の水性ボールペンです。

さて、昨年8月2日、私達6名の「高齢者登山隊」は奥穂高岳(3,190m)登山に成功しましたが、今年は奥穂高岳より3メートル高い北岳(3,193m)登頂を目指すことになりました。これを達成すると、日本で2番目と3番目に高い山の登頂に成功することになります。

今日、奈良市高畑町の「万葉荘」で昨年のメンバー6名に新メンバー2名が加わって、8名の登山隊メンバーで打ち合わせを行いました。

新しく加わった2名は比較的若く、「高齢者登山隊」の名称を「熟年者登山隊」に改名すべきかと、登山出発予定日(7月31日現在)で算出したところ、平均年齢は65歳となりました。栄えある「高齢者登山隊」の名前を変更せずに済むことが判明、一同喜んでおります。

今後この8名で北岳登頂を目指すことになりますが、それまでに鍛錬を兼ねて数回関西の山を登ることになります。

私は皆さんの足を引っ張ることのないよう、明日から一層スポーツジム通いに精を出したいと思っております。

2008年1月18日 (金)

帝塚山3丁目界隈(大阪市住吉区)

Gvve2s_b 大阪市住吉区「帝塚山3丁目」、阪堺電鉄停留所付近の風景です。この絵左側はヘヤーサロン「Seize」です。

その風景をくだんの耐水性の水性ボールペンでスケッチしました。

さて、このお店の裏方向、200メートルに私立「帝塚山小学校」が品格あるたたずまいで建っています。かまびすしい「お受験」はまもなくでしょうか。

最近の公立小中学校では、病気療養など支障のある教員数が年々増加、ゆいしき状況にありますね。
その原因は、本務外の校務に追われて忙しすぎるからだともいわれていますが、教員達を一番悩ませているのは「モンスターペアレンツ」の問題かも知れません。

そのような状況で、望ましい学校教育を期待できない公立小学校を敬遠して、私立小学校のお受験が加熱するのはやむを得ないことかも。

そんなよしなしごとを考えながらこの1枚を描きました。

2008年1月16日 (水)

万代池(大阪市住吉区)

Ztzvpi85 大阪市住吉区帝塚山の「万代池」です。昨日掲載のクロッキー画、「帝塚山3丁目」から東へ300メートルにあります。

その万代池中央の築山を箸ペンと墨汁を使ってスケッチしました。用紙は和紙です。これを描いた時は曇り空で墨汁の乾きが悪く、彩色と混ざり、意図しない出来上がりになりました。

さて、この帝塚山は大阪の高級住宅地の一つとして有名です。万代池は近所の人達の憩いの場、池を周回するウオーキングで汗を流している人々が多数います。そして、池に隣接して公園がありますが、そこでは、愛犬家達が自慢の飼い犬を連れて公園デビュー、仕込んだ芸を披露しあっているのは微笑ましい風景でした。それをクロッキー画にすれば面白い作品が出来そうです。

ところで、スケッチをしていると必ずと言っていいほど覗き込んで話しかけてくる方がいます。やはり、スケッチは最も手軽に楽しめる趣味のようですね。

2008年1月14日 (月)

帝塚山3丁目(大阪市住吉区)

Bdafernp 大阪市住吉区「帝塚山3丁目」停留所付近の風景です。
阪堺電気軌道の路面電車「上町線」は、天王寺駅前から住吉公園まで、この停留所はその途中になります。

その路面電車の走る風景をボールペンでラフスケッチしました。電車は一瞬にして通り過ぎます。手早く描くクロッキーの練習には最適かも知れません。

さて、昨日の記事で、作家洲之内 徹さんが「絵のなかの散歩」(新潮文庫)の中で、「良い絵は盗んででも手に入れたい絵だ」といっていることについて、皆さんから種々コメントを頂戴しました。

そして、話は絵画の学習談義に及び、(絵画などの)習い事はまず真似ることから始まることについては意見が一致したように思います。
ところで、それから先の段階について、習い事の一種である武道、とりわけ「少林寺拳法」には次のような説明があります。

武道を極めるには「守・破・離(しゅ・は・り)」の三つの段階があるというのです。
「守」は入門者が師の教えを守り、ひたすら学ぶ段階。そして、師の技を一通りマスターして、その技を超える工夫をする、それが「破」であるといっています。
そして、最後に行き着くところは「離」、師を離れて一派を為すことだと説明しています。この最終の段階に至るまでには、(勿論、才能の備わった一部の英才についてのことですが、)習い始めてから数十年の歳月を要することになるでしょうね。

従って、道を(習い事を)極めようとするならば、出来るだけ早い時期に始める必要があることになりますね。
そして、それは絵画についても決して例外ではないように思われます。

まあ、そのようなことは、私のような「60の手習い」には無縁の話、ひたすら1枚でも多く描くことに専念したいと思っております。

2008年1月12日 (土)

果物スケッチ

Gzfizifq 果物をボールペンでスケッチしました。光は左からです。この絵は質感にも量感にも乏しい失敗作になりました。

さて、私は定年退職の2年前から水彩画を習い始めました。それは定年退職時に、「これから何を趣味としようか」と思っても迷うばかりでなかなか定まらないのではないか、と思ってその2年前に開始した次第です。

それから、9年が経過しました。「習い事は一応10年続ければそこそこの域に達するもの」だといわれています。それは勿論、天性の素質のあるなしにも関わることかも知れません。それはともかく、今年はその10年目に入ります。今年は積極的に展示会応募作品作成にも努めたいと思っております。

ところで、私達の趣味としての絵画の楽しみ方はそれはそれで意義があります。一方、世には古今東西無数の名画が存在します。そんな中、一体良い絵とはどのような絵なのだろうかと考えたりもします。その答えは、作家洲之内 徹(すのうちとおる)さんが著作「絵のなかの散歩」(新潮文庫)で述べられている次の一節に尽きるように思います。

「良い絵とは盗んででも自分の物にしたいような絵だ」


2008年1月10日 (木)

薔薇(花びらのスケッチ)

Xjf3sbjm 薔薇の花びらのスケッチです。薔薇をスケッチするときに気になるのが花びらの重なりの表現です。この絵はそのことに集中してくだんの耐水性の水性ボールペンで描きました。

さて、昨日、賀状に係る肉筆談義でいろいろなコメント、ご意見を頂戴致しました。そうした中、雑誌「文藝春秋」新年特別号の特別企画「黄金時代の勉強術」で、作家佐藤愛子さんが「メールをやめて手紙を書こう」という表題で持論を展開されています。氏はワープロを使わずに原稿を書いている、とのこと。

ところで、生原稿を拝見して最も驚いたのは司馬遼太郎さんの原稿です。東大阪市八戸ノ里の「司馬遼太郎記念館」で拝見しました。氏の原稿は推敲に推敲を重ねています。そして訂正が記入出来なくなった部分には色鉛筆も使っています。これは肉筆の原稿だからこそ、その推敲の跡が分かるのであって、これがワープロで書かれた原稿ならその軌跡は表れてこないですね。

昨日来の肉筆談義、又してもよしなしごとを書いてしまいました。